1年で最も寒い日に、冷たい水の中で魂を磨く。

暦の上で最も寒さが厳しくなるとされる「大寒(だいかん)」。

山口県防府市の春日神社では、この極寒の時期に冷水に浸かり、無病息災を祈る伝統行事**「大寒みそぎ」**が行われます。

「この行事に参加すると、その年は風邪をひかない」と言い伝えられる、気合と根性の神事。

2026年は1月20日から3日間開催。新しい年の始まりに、自分自身を変えるような強烈な体験をしてみませんか?


凍てつく寒さも吹き飛ばす!熱気あふれる「禊(みそぎ)」

早朝6時半と夕方18時の1日2回、締め込み(ふんどし)姿の男たちや白衣姿の女性たちが、気合の声と共に冷水へと入っていきます。

  • 無病息災の祈り:ただの我慢大会ではありません。冷水によって心身の穢れ(けがれ)を祓い清め、一年の健康と無事を神様に祈る厳粛な儀式です。
  • 達成感と爽快感:水から上がった後の体の芯から湧き上がるような温かさと、やり遂げた達成感は、参加した人にしか分からない特別な感覚です。

参加のルールと準備

「自分も挑戦してみたい!」という方のために、参加のポイントをまとめました。

  • 衣装:
    • 男性: ふんどし(貸出あり)
    • 女性: 白衣(貸出あり・数に限りあり) ※白無地のTシャツを持参してください。
  • 持参するもの:バスタオル、サンダル、着替え。(女性は白Tシャツ必須)
  • 費用:初参加の方のみ2,000円(初穂料)。2回目以降や過去に参加経験がある場合は無料という太っ腹な設定です(※高校生以下は無料)。

Editor’s Note: 初心者でも大丈夫?

「みそぎ」と聞くとハードルが高そうですが、毎年多くの一般参加者が訪れます。神職の方の指導のもと、準備運動(鳥船など)で体を温めてから入りますのでご安心を。ただし、心臓に持病がある方や体調が優れない方は無理をせず、見学に留めましょう。


基本情報 (Access & Info)

項目詳細
行事名大寒みそぎ
開催期間2026年1月20日(火)~22日(木)
開催時間6:30、18:00(1日2回・計6回)
受付時間開始1時間前から受付開始(※20分前までに済ませること)
開催場所春日神社(山口県防府市牟礼上坂本1354)
参加費初参加時のみ 2,000円(高校生以下無料)
アクセスJR「防府駅」からバス阿弥陀寺行き「農業大学入り口」下車、徒歩約3分
山陽道「防府東IC」から車で約10分
駐車場あり
お問い合わせ0835-38-1185(春日神社)
公式サイト春日神社

よくある質問 (FAQ)

Q. 誰でも参加できますか?

はい、健康な方であればどなたでも参加可能です。ただし、年少者の参加には保護者の同伴が必要です。また、参加回数は原則として1人3回までとされています。

Q. 手ぶらで行ってもいいですか?

いいえ。バスタオルとサンダルは必ず持参してください。女性の方は透け防止のため白無地のTシャツも必要です。

Q. 見学だけでも可能ですか?

はい、可能です。参加者の勇姿を見守り、応援するだけでも十分にご利益を感じられるはずです。カメラマンの方も多く訪れますが、神事ですのでマナーを守って撮影しましょう。


【まとめ】

凍えるような寒さの中で、己に打ち勝つ3日間。

2026年のスタートダッシュは、防府・春日神社の冷水で心身を清めてみませんか?

風邪知らずの最強の一年が、ここから始まります!