山陽小野田市に伝わる「寝太郎伝説」。その主人公である寝太郎を神として祀った神社が、「寝太郎荒神社」です。今回は、厚狭駅近くにある寝太郎荒神社をご紹介します。

寝太郎伝説を振り返る

昔々、厚狭の里に、寝てばかりいる怠け者の若者「寝太郎」がいました。しかし、彼はただ怠けていたわけではありません。三年三月もの間、村のために何ができるかを考え続けていたのです。

そしてある日、寝太郎は佐渡金山へと旅立ちます。そこで、彼は金鉱で働く人々の履き古した草鞋を、新しい草鞋と交換して集めました。村に戻った寝太郎は、草鞋を洗うと、なんと中から砂金が出てきたのです!

寝太郎は、手に入れた砂金で厚狭川に堰を築き、水路を建設しました。それまで荒れ地だった土地は、豊かな田畑へと生まれ変わり、人々は寝太郎に感謝しました。

寝太郎荒神社ってどんな神社?

寝太郎の功績を称え、人々が感謝の気持ちを込めて建てたのが寝太郎荒神社です。厚狭駅新幹線口から徒歩3分ほどの場所にあり、小さな石の祠が祀られています。

寝太郎荒神社の見どころ

  • 伝説の地: 寝太郎が灌漑事業を行った千町ヶ原のほぼ中央に位置しています。
  • ひっそりとした佇まい: 静かな場所にあり、心を落ち着かせて参拝できます。
  • 稲荷木像: 昭和3年に発見された木像が、寝太郎のご神体ではないかと言われています。

寝太郎荒神社の基本情報

項目内容
名称寝太郎荒神社
所在地山口県山陽小野田市桜2-2-11 付近
アクセスJR厚狭駅新幹線口より徒歩約3分

寝太郎荒神社を訪れるポイント

  • 厚狭駅を利用する際に、気軽に立ち寄ることができます。
  • 神社の向かいにある「ねたろうの里公園」で休憩もできます。

まとめ

寝太郎荒神社は、寝太郎伝説を身近に感じることができる場所です。山陽小野田市を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。