山口県下松市にひっそりと佇む米川旧内藤家庭園。
かつてこの地に住んでいた武家・内藤家の屋敷跡に、今もなお美しい庭園が残されています。
歴史を偲ぶ庭園
内藤家は、もともとは大内氏に仕えていましたが、毛利氏の台頭により帰農し、この地で暮らしていました。
庭園は、雪舟の弟子の作庭と伝えられる「心字池」を中心とした池泉観賞式庭園です。
心字池は現在では涸れてしまっていますが、当時の面影を偲ぶことができます。
また、屋敷跡には石垣や石段も残っており、往時を偲ばせる貴重な遺構となっています。
紅葉の名所
米川旧内藤家庭園は、紅葉の名所としても知られています。
特に秋の紅葉シーズンには、庭園全体が赤や黄色に染まり、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
深紅に染まるモミジは、息をのむほどの美しさです。
静寂の空間
周囲を自然に囲まれた庭園は、静寂に包まれた癒やしの空間です。
心字池跡を眺めながら、ゆったりと散策を楽しむことができます。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 米川旧内藤家庭園 |
所在地 | 山口県下松市瀬戸1091 |
アクセス | 山陽自動車道徳山東ICから車で約30分 JR下松駅からバス(本数が少ないため要確認) |
駐車場 | あり(無料) |
周辺情報
- 末武川ダム(米泉湖): 紅葉の名所として知られています。
- 滝の口河川公園: 川のせせらぎと紅葉を楽しめる公園です。
まとめ
米川旧内藤家庭園は、歴史と自然を感じられる静かな庭園です。
都会の喧騒を離れ、心穏やかに過ごしたい方におすすめです。
特に秋の紅葉シーズンには、ぜひ一度訪れてみてください。