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山口市亀山公園内に佇む「山口サビエル記念聖堂」。フランシスコ・サビエルが日本で初めてキリスト教を布教した地の一つ、山口に建てられたカトリック教会です。その美しい姿と、サビエル来日から現代に至るまでの歴史を、より詳しくご紹介します。
サビエル記念聖堂ってどんなところ?
白い二本の塔が印象的な、モダンなデザインの教会です。高さは53メートルにも及び、山口市のシンボル的存在となっています。
サビエルと山口の歴史を辿る
- サビエルの来日と山口での布教: 1551年、フランシスコ・サビエルは山口の地を訪れました。当時の山口は、大内氏の城下町として栄え、文化の中心地でもありました。サビエルは大内義隆に謁見し、布教の許可を得て、キリスト教を広めました。
- 山口での足跡: サビエルは山口に約2ヶ月滞在し、熱心に布教活動を行いました。当時の様子は、サビエル自身の書簡や、宣教師ルイス・フロイスの記録に残されています。
- キリスト教の広がりと弾圧: サビエルの布教活動は、その後、日本全国にキリスト教が広まるきっかけとなりました。しかし、江戸時代に入るとキリスト教は禁教となり、多くのキリシタンが弾圧されました。
- 聖堂の建設と焼失: 1952年、サビエルの来山400年を記念して、最初のサビエル記念聖堂が建設されました。しかし、1991年に火災により焼失してしまいます。
- 現在の聖堂の再建: 多くの人の願いと支援により、1998年に現在の聖堂が再建されました。
聖堂の見どころ
- 印象的な外観: 2本の白い塔と三角形の屋根が特徴的な、モダンなデザイン。建築テーマは「水」「光」「テント」で、それぞれに深い意味が込められています。
- 美しいステンドグラス: 聖堂内部には、聖書の場面やサビエルの生涯を描いたステンドグラスが輝き、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
- パイプオルガンの音色: 定期的にパイプオルガンの演奏会が開催され、美しい音色を楽しむことができます。
- 祈りの空間: 静寂な空間に身を置き、心を落ち着かせて祈りを捧げることができます。
バリアフリー情報
- 車椅子対応トイレ:あり
- 車椅子貸出:なし
- 介助犬同伴:可
- スロープ:あり
よくある質問
- Q. 拝観時間は?
- A. 10:00~16:00です。
- Q. 拝観料は必要ですか?
- A. はい、一般(中学生以上)200円、小学生100円です。
- Q. 駐車場はありますか?
- A. はい、無料の駐車場があります。
- Q. ミサに参加できますか?
- A. はい、ミサの時間は公式サイトでご確認ください。
サビエル記念聖堂の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 山口サビエル記念聖堂 |
住所 | 〒753-0089 山口県山口市亀山町4-1 |
電話番号 | 083-920-1549 |
拝観時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 無休 (行事等で臨時休館の場合あり) |
拝観料 | 一般(中学生以上)200円、小学生100円 |
アクセス | JR山口線「山口駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり |
まとめ
サビエル記念聖堂は、歴史と芸術、そして祈りの空間が一体となった、魅力的な場所です。山口市を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。