山口県山口市阿知須。

古い町並みが残るこの地区で、毎年2月に見逃せないイベント「阿知須ひなもんまつり」が開催されます。

「ひなもん」とは、ちりめんや古布で手作りされた、つるし飾りや小物のひな人形のこと。

約5000点もの色とりどりのひなもんが、阿知須商店街や民家など、約30ヶ所に飾られ、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。

ひなもん巡りで、春の訪れを感じよう

「阿知須のひなもん」と書かれたピンク色の旗を目印に、情緒あふれる街並みを散策。

一つひとつ丁寧に作られたひなもんは、どれも可愛らしく、見ているだけで心が和みます。

古い家屋や、白壁の蔵など、レトロな風景とひなもんの組み合わせは、写真映えも抜群!

阿知須ひなもんまつりの歴史:主婦たちの手仕事から生まれた温かな祭り

阿知須ひなもんまつりの起源は、平成7年(1995年)に遡ります。

もともと阿知須地区では、各家庭で不要になった着物や布を使って、ひな人形や動物などのつるし飾りを作る習慣がありました。

この素朴な手仕事に着目した地元の主婦2人が、「さげもん」で有名な福岡県柳川市を訪れたことがきっかけとなり、阿知須独自のひなもん作りが始まりました。

試行錯誤を重ね、丁寧に一つひとつ手作りされたひなもんたちは、その愛らしい姿と温かみで、人々の心を魅了。

平成9年(1997年)には、第1回「阿知須ひなもんまつり」が開催され、地域をあげてひなもん作りと祭り運営に取り組む体制が整いました。

当初は手探り状態でのスタートでしたが、回を重ねるごとに来場者数は増加。

近年では、山口県内だけでなく、全国的にも注目されるイベントに成長しました。

昔懐かしい「いぐら」の街並み

阿知須は、かつて瓦の産地として栄えた地域。

「いぐら」と呼ばれる、瓦葺きの家が軒を連ねる風景は、どこか懐かしい雰囲気を漂わせます。

ひなもんまつりでは、この「いぐら」の街並みも、重要な見どころの一つ。

時間を忘れ、ゆっくりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ひなもん作り体験

ひなもんまつりでは、ひなもん作り体験もできます。

自分で作ったひなもんは、きっと特別な思い出になるでしょう。

阿知須ひなもんまつりの基本情報

項目内容
開催期間2025年2月7日(金)~11日(火・祝)
開催時間9:30~15:30
開催場所山口県山口市阿知須 阿知須商店街、いぐら造りの街並み周辺
アクセスJR宇部線「阿知須駅」から徒歩10分
問い合わせ先山口県央商工会阿知須支所 0836-65-2129

よくある質問

開催期間と時間

Q:阿知須ひなもんまつりはいつ開催されますか?

A:阿知須ひなもんまつりは、毎年2月に開催されます。2025年の開催期間は2月7日(金)~11日(火・祝)です。

Q:開催時間は何時から何時までですか?

A:開催時間は9:30~15:30です。

場所とアクセス

Q:阿知須ひなもんまつりはどこで開催されますか?

A:山口県山口市阿知須 阿知須商店街、いぐら造りの街並み周辺で開催されます。

Q:最寄りの駅はどこですか?

A:JR宇部線「阿知須駅」が最寄りの駅です。駅から徒歩10分ほどで会場に到着します。

イベント内容

Q:ひなもんとは何ですか?

A:ちりめんや古布で手作りされた、つるし飾りや小物のひな人形のことです。阿知須地区では、各家庭で不要になった着物や布を使ってひな人形などを作る習慣があり、その手仕事を活かしたものが「ひなもん」です。

Q:ひなもんまつりではどんなことができますか?

A:ひなもんの展示や販売、ひなもん作り体験、阿知須の街並み散策などが楽しめます。古い家屋や白壁の蔵など、レトロな風景とひなもんの組み合わせは写真映えも抜群です。

その他

Q:駐車場はありますか?

A:阿知須ひなもんまつり専用の駐車場はありません。公共交通機関をご利用いただくか、近隣のコインパーキングをご利用ください。

まとめ

阿知須ひなもんまつりは、ちりめん細工のひな人形と、情緒あふれる街並みが楽しめる、春の訪れを感じるイベントです。

ぜひ、阿知須を訪れて、心温まるひとときを過ごしてください。