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山口県光市にある伊藤公記念公園は、初代内閣総理大臣・伊藤博文公の生誕地であり、幼少期を過ごした場所です。
秋には、園内のモミジやイチョウが赤や黄色に色づき、歴史的な建造物と紅葉が織りなす美しい景観を楽しむことができます。
幕末の志士から初代総理大臣へ:伊藤博文の生涯
伊藤博文は、1841年、この地で長州藩の下級武士の家に生まれました。幼名は利助。
14歳の時に、吉田松陰の松下村塾に入門し、尊王攘夷の思想を学びました。その後、長州藩士として、幕末の動乱期を駆け抜けます。
明治維新後は、新政府の要職を歴任し、明治憲法の制定や立憲政治の確立に尽力しました。そして、1885年、初代内閣総理大臣に就任。その後、4度にわたり総理大臣を務め、日本の近代化に大きく貢献しました。
伊藤公記念公園の歴史
伊藤公記念公園は、伊藤博文の生家跡に、1969年に開園しました。
園内には、伊藤博文の生家や旧邸、書斎などが復元され、当時の面影を偲ぶことができます。
また、「伊藤公資料館」では、伊藤博文の生涯や業績に関する資料を展示しています。
伊藤公記念公園の紅葉の見どころ
- 色鮮やかなモミジ: 園内各所に植えられたモミジが、赤く染まる様子は見事です。特に、生家周辺のモミジは、歴史的な建造物とのコントラストが美しく、多くのカメラマンが訪れます。
- 黄金色のイチョウ: 特に、伊藤公資料館の前にある大きなイチョウは必見。黄金色に輝く姿は圧巻で、訪れる人々を魅了します。このイチョウの葉は、光市観光協会が作成する「開運イチョウカード」にも使用されています。
- 旧伊藤博文邸と紅葉: 歴史的な建物と紅葉のコントラストが、趣深い雰囲気を醸し出します。縁側に座って、ゆっくりと紅葉を眺めるのもおすすめです。
伊藤公記念公園の紅葉情報
例年、11月中旬から下旬にかけてが見頃です。
光市観光協会のウェブサイトなどで、最新の紅葉情報を確認してからお出かけください。
伊藤公記念公園の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 山口県光市束荷796番地1 |
電話番号 | 0833-74-0005(伊藤公資料館) |
開園時間 | 9:00~17:00(伊藤公資料館) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入館料 | 無料 |
アクセス | * JR山陽本線岩田駅からバスで約8分 * 山陽自動車道熊毛ICから車で約10分 |
まとめ
伊藤公記念公園は、紅葉を楽しみながら、歴史に浸ることができる場所です。初代総理大臣・伊藤博文の足跡を辿りながら、秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。