雅やかな雛人形が誘う、江戸時代の姫君の世界

防府市の旧毛利家本邸は、明治・大正の建築技術を詰め込んだ壮大な建物で、その一部は毛利家代々の宝物を所蔵する博物館として公開されています。 ひなまつりの時期にあわせた企画展では、毛利家に伝わる雅やかな雛人形や雛道具を通して、江戸時代の姫君の文化に触れることができます。

絢爛豪華な雛人形と雛道具

毛利家の雛まつりでは、華やかな「古今雛」の段飾りをはじめ、毛利家伝来の雛道具や、姫君ゆかりの衣裳・調度など、毛利家の女性を魅了した華麗な品々が展示されます。 絢爛豪華な雛人形や雛道具は、当時の姫君たちの優雅な生活を今に伝えています。

毛利家の歴史と文化に触れる

毛利家は、戦国時代から江戸時代にかけて中国地方を中心に勢力を誇った名家です。 旧毛利家本邸は、その歴史と文化を今に伝える貴重な遺産であり、国の名勝にも指定されています。 雛まつりの時期には、邸内が華やかな雰囲気に包まれ、歴史と文化に触れることができます。

各時代の雛人形

日本の雛人形の歴史は、平安時代の「ひいな遊び」に始まり、様々な時代を経て変化してきました。

  • 室町時代: 現在のような雛人形の原型が登場し、上流階級の女性の間で飾られるようになりました。
  • 江戸時代: 雛人形は豪華さを増し、庶民の間にも広まりました。 特に、江戸中期以降は、人形師の技術も向上し、精巧な雛人形が作られるようになりました。
  • 明治時代: 雛人形の形式はほぼ現在のような形になり、全国的に飾られるようになりました。

見どころ

  • 古今雛の段飾り: 毛利家に伝わる古今雛の段飾りは、当時の姫君たちの優雅な生活を今に伝える貴重な品々です。
  • 毛利家伝来の雛道具: 毛利家伝来の雛道具は、精巧な細工が施されており、当時の職人たちの技術の高さを物語っています。
  • 姫君ゆかりの衣裳・調度: 姫君ゆかりの衣裳や調度は、当時の姫君たちの華やかな生活を偲ばせるものです。

施設情報・アクセス情報

施設名毛利博物館
所在地〒747-0023 山口県防府市多々良1丁目15-1
電話番号0835-22-0001
開催期間2025年2月7日(金)~4月7日(月)
営業時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
アクセスJR山陽本線防府駅からバス約6分、「毛利本邸入口」バス停から徒歩約1分\ 山陽自動車道防府東IC・西ICから車約10分
駐車場あり
料金博物館入館料 企画展:大人900円、小中学生250円/特別展:大人1,300円、小中学生250円\ 共通券(庭園+博物館)企画展:大人1,200円、小中学生250円/特別展:大人1,500円、小中学生250円\ 庭園入場料 大人500円、小中学生250円\

※大人団体(20人以上)は10%割引

よくある質問

Q:雛人形はいつから飾られるようになったのですか?

A:雛人形の原型は平安時代の「ひいな遊び」に始まり、室町時代に現在のような雛人形の原型が登場しました。

Q:毛利家の雛人形の特徴は何ですか?

A:毛利家の雛人形は、絢爛豪華で、当時の姫君たちの優雅な生活を今に伝えています。

まとめ

毛利家の雛まつりでは、絢爛豪華な雛人形や雛道具を通して、江戸時代の姫君の文化に触れることができます。 旧毛利家本邸の歴史と文化に触れながら、雅やかな雛人形の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。