Notion AIの最大の進化として、「背後で動くAIモデル(ChatGPT、Claudeなど)を自由に切り替えられる機能」が搭載されました。
結論から言うと、もう用途に合わせて複数のAIツールに別々で課金する必要はありません。Notion AIのアドオンさえあれば、追加費用なしで世界最高峰のAIモデルをタスクごとに使い分けることが可能です。本記事では、モデルの切り替え手順と、プロが実践している最強の使い分け術を解説します。
Notion AIで利用できる主要モデルと特徴(インサイト・マトリクス)
Notion AIのプロンプト入力画面から選択できる主なAIモデルとその得意分野を比較しました。同じ指示を出しても、選んだモデルの特性によって出力のニュアンスや構成力が大きく変わります。
| AIモデル名 | 特徴と得意分野 | 具体的な活用シーン(おすすめタスク) |
| Claude (Anthropic) | 人間らしい自然な文章表現、高い倫理観と安全性 | ブログ記事の執筆、丁寧なビジネスメールの作成、文章の推敲・リライト |
| GPT (OpenAI) | 高度な論理的推論、構造化されたデータ処理、アイデア出し | 複雑な表の作成、プログラミングのコード生成、企画の壁打ち・ブレスト |
| Notion AI (Default) | 高速な処理、ワークスペース内の情報検索と要約 | 長い議事録の瞬時な要約、過去のドキュメントの検索とQ&A、社内用語の解説 |
Notion専門家の視点:
「『どのAIを使えばいいの?』と迷うかもしれませんが、基本方針は非常にシンプルです。文章の美しさや柔らかさを求めるならClaude、論理的な整理や分析を求めるならGPTを選ぶのが現在のベストプラクティスです。Notion内にこれらが統合されたことで、社内情報を読み込ませつつ、用途に合った最高の頭脳を瞬時に切り替えられるようになりました。」
Notion AIでモデルを切り替える3つの手順
モデルの変更は、AIを呼び出す入力窓からたった数クリックで完了します。
- AIチャット(またはAIブロック)を起動するNotionの画面右下にある「✨(AIアイコン)」をクリックするか、ページ内でスペースキーを押してAIへの指示入力画面を開きます。
- モデル選択のドロップダウンメニューを開くプロンプト入力欄の近くに、現在選択されているAIモデルの名前(例:「Default」や「Claude」など)が表示されています。ここをクリックしてメニューを開きます。
- 使いたいAIモデルを選択して指示を出すリストから目的に合ったモデル(Claude、GPTなど)を選択します。あとは通常通り日本語で指示を入力して送信するだけで、選んだモデルのエンジンを使って最適な回答が生成されます。
AIモデルを使い分ける実践プロンプト例
同じテキストに対して、モデルを切り替えて連続で指示を出すことで劇的にクオリティが上がります。
- ステップ1:GPTモデルを選択して「情報整理」「この議事録のテキストから、決定事項とネクストアクション(誰が・いつまでに・何をするか)を抽出し、マークダウンの表形式で厳密に整理してください。」
- ステップ2:Claudeモデルを選択して「文章作成」「先ほどの表の決定事項をもとに、クライアントへ送付する議事録共有のお礼メールを作成してください。トーンは丁寧かつ温かみのあるビジネス敬語にしてください。」
よくある質問(FAQ)
ChatGPTやClaudeの有料版(PlusやPro)を個別に契約していなくても使えますか?
はい、使えます。Notion AIのアドオン(有料)さえ契約していれば、OpenAIやAnthropicに直接課金していなくても、Notionのインターフェースを通してGPTやClaudeの高機能モデルを追加費用なしで利用できます。
モデルを切り替えても、Notion内のデータ(過去のページなど)を読み込んでくれますか?
はい、読み込みます。どのモデルを選択しても、Notion AIの「ワークスペースの情報を横断検索して回答する」という強力なベース機能はそのまま引き継がれます。自社のコンテキスト(背景情報)を熟知した状態のGPTやClaudeとして機能するため、非常に強力です。
スマホアプリからでもモデルの変更は可能ですか?
はい、iOSおよびAndroidのNotionアプリでも利用可能です。AIチャットを開いた際に入力欄付近に表示されるモデル名のアイコンをタップすることで、PC版と同様にスムーズにモデルを切り替えることができます。
まとめ
Notion AIでのモデル選択機能は、「Notionに蓄積された社内データ」と「世界トップクラスの大規模言語モデル」を自由に掛け合わせることができる究極の機能です。まずは同じプロンプトをGPTとClaudeの両方に入力してみて、回答のニュアンスの違いを体感してみてください!