山陽小野田市にひっそりと佇む「小野田セメント山手倶楽部」。大正時代に建てられた、珍しいコンクリートブロック造りの建物です。当時の最先端技術を駆使した、モダンな建築物を見に行ってみませんか?

小野田セメント山手倶楽部ってどんな建物?

1914年(大正3年)に完成した、旧小野田セメント株式会社(現太平洋セメント)の迎賓館です。当時の社長がヨーロッパから持ち帰った型枠を使って作られた、コンクリートブロック造りの建物は、大正時代の建築技術を知る上で貴重な存在です。

建築史における価値

大正時代、コンクリートは新しい建築材料として注目されていましたが、まだ広く普及しているとは言えませんでした。そんな中、ヨーロッパの先進技術を取り入れた小野田セメント山手倶楽部は、日本の建築史において重要な意味を持つ建物と言えるでしょう。

見どころ

  • レトロな外観: コンクリートブロックを積み重ねて作られた外壁は、独特の風合いを醸し出しています。窓枠や玄関ポーチの装飾など、細部までこだわったデザインも見どころです。
  • 周囲の景観との調和: 緑豊かな場所に建つ山手倶楽部は、周囲の自然と調和した美しい景観を作り出しています。

基本情報

項目内容
名称小野田セメント山手倶楽部
住所〒756-0847 山口県山陽小野田市大字小野田6094番地
アクセスJR小野田駅から車で約10分
駐車場あり
トイレあり
見学外観のみ見学可能

周辺情報

  • 竜王山公園: 瀬戸内海を一望できる、桜の名所としても知られる公園です。
  • きららビーチ焼野: 海水浴やバーベキューが楽しめるビーチです。
  • 江汐公園: 春のツツジ、秋の紅葉が美しい自然豊かな公園です。

まとめ

小野田セメント山手倶楽部は、近代建築の息吹を感じられる、歴史的な建造物です。山陽小野田市を訪れた際は、ぜひ足を運んで、その美しい姿を目に焼き付けてください。