大正時代にタイムスリップ！宇部市に残る廃線跡「大棚トンネル」を探検

山口県宇部市吉部地区にひっそりと佇む 大棚トンネル。 これは、かつて宇部市と船木町（現在の山陽小野田市の一部）を結んでいた 船木鉄道 の遺構です。大正15年（1926年）に完成したこのトンネルは、廃線となった今もなお、当時の面影を色濃く残しています。

レトロな雰囲気漂う石積みとレンガ造り

大棚トンネルは、石積み と レンガ造りのアーチ で構成された、趣のあるトンネルです。全長は約37メートルと、比較的短いトンネルですが、そのレトロな雰囲気は、訪れる人々を大正時代にタイムスリップさせてくれます。

廃線跡を辿るノスタルジックな旅

船木鉄道は、昭和19年（1944年）に戦時中の鉄材供出のため廃線となりました。大棚トンネルは、その歴史を伝える貴重な遺構として、今も静かにそこに存在しています。

トンネル周辺は自然豊かで、廃線跡を辿りながら散策を楽しむことができます。当時の鉄道に思いを馳せながら、ノスタルジックな雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。

大棚トンネルの基本情報

大棚トンネルを訪れる際の注意点

• トンネル内は暗いので、必要に応じて懐中電灯などを持参しましょう。
• 足元が悪い場所もあるので、歩きやすい靴で行きましょう。
• 周辺には民家もありますので、静かに見学しましょう。

周辺情報

• 吉部の大岩郷: 大棚トンネルからほど近い場所にある、国の天然記念物に指定された景勝地。巨大な岩が積み重なった、不思議な景観が広がっています。
• アクトビレッジおの: 自然豊かなレジャー施設。キャンプやバーベキュー、アスレチックなどが楽しめます。

大棚トンネル は、歴史と自然を感じられる穴場スポットです。宇部市を訪れた際には、ぜひ足を運んで、ノスタルジックな旅を楽しんでください。