結論から言うと、Slackのメンションは**「誰の通知を鳴らすか」をコントロールする機能**です。
特に「@channel(全員)」と「@here(アクティブな人のみ)」の使い分けを間違えると、休暇中のメンバーのスマホを鳴らしてしまったり、逆に誰にも気づかれなかったりする原因になります。2026年のリモートワーク環境において、相手の時間を尊重するための「メンション・マナー」をマスターしましょう。
メンションの主要な種類と「通知の届く範囲」
Slackには、宛先の広さに応じていくつかのメンションが用意されています。
- @名前(個人メンション): 特定の1人に通知します。最も確実で、相手の「アクティブ」状態に関わらず通知が届きます。
- @here(オンラインの人限定): 今現在、Slackを開いている(アクティブな)メンバーだけに通知します。**「今すぐ誰か助けて!」**という時に最適です。
- @channel(チャンネル全員): 離席中や休暇中のメンバーも含め、そのチャンネルに参加している全員に通知を飛ばします。**「全員が必ず知っておくべき重要な連絡」**に使います。
- @everyone(ワークスペース全員): デフォルトのメインチャンネル(#generalなど)でのみ使えます。全社員に届くため、よほどの緊急事態以外は使いません。
- @ユーザーグループ: 「@designers」のように事前に作成したグループ宛てに通知します。特定の役割を持つ人たちだけに連絡したい時に非常に便利です。
【インサイト】@channel vs @here 使い分けマトリックス
マネージャーやリーダー層が最も迷う「全員系メンション」の判断基準を整理しました。
| メンション | 通知が届く相手 | 相手の状態 | 推奨されるシーン |
| @here | オンラインの人 | アクティブ | 「誰か今これ確認できる?」「ランチ行ける人?」 |
| @channel | チャンネル全員 | 離席・休暇中も含む | 「仕様変更のお知らせ」「明日の会議時間の変更」 |
| メンションなし | 全員(通知なし) | 任意 | 「急ぎではない共有事項」「日報の投稿」 |
専門家の視点
「デキるクリエイターは、『@here』をデフォルトとして使い、『@channel』を最終手段として残しておきます。夜間や休日に『@channel』を使うと、通知をオンにしているメンバーのプライベートを侵害する可能性があるからです。相手の集中力を削がないよう、メンションの範囲は最小限に留めるのが2026年流のプロフェッショナルな作法です。」
メンションを正しく使う3つの手順
- 「@」を入力する: メッセージ入力欄で半角の「@」を打ち込みます。
- 候補から選択する: メンバー名や「here」「channel」などの候補が表示されるので、キーボードの矢印キーまたはマウスで選択します。
- メッセージを添えて送信: メンションだけを送るのではなく、その後に具体的な内容を続けて入力し、送信します。
- ※入力中に「Enter」を押すと送信されてしまうため、改行は「Shift + Enter」を使いましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. メンションされたのに通知が来ないと言われました。なぜですか?
相手が「おやすみモード(通知オフ)」に設定しているか、チャンネルを「ミュート」している可能性があります。緊急の場合は、電話や他の手段を検討するか、相手のステータスを確認してみましょう。
Q. 間違えて「@channel」で送ってしまった場合、消せますか?
メッセージを削除すれば、Slackの画面上からは消えます。しかし、スマホのプッシュ通知として一度飛んでしまったものは消すことができません。 送信ボタンを押す前に、宛先が適切か一呼吸置いて確認する癖をつけましょう。
Q. メンションなしでメッセージを送るとどうなりますか?
相手の通知(音やポップアップ)は鳴りません。ただし、チャンネル名が太字(未読状態)になるため、相手が自分のタイミングでチャンネルを開いた時に内容を確認してもらえます。