結論から言うと、Slackのメッセージ入力欄にある「カメラアイコン」をクリックするだけで、相手の時間を奪わずに要件を伝える「ビデオクリップ(動画メッセージ)」を録画・送信できます。録画画面の歯車(設定)アイコンから背景のぼかしや画像変更も可能で、テキストでは伝わりにくいニュアンスを非同期で共有するのに最適です。


なぜビデオクリップが便利?非同期コミュニケーションの強み

「ハドルミーティング」や「Zoom」が時間を合わせてリアルタイムで話す同期型のツールであるのに対し、「ビデオクリップ」は相手の都合が良い時に見てもらえる非同期型の動画メッセージです。マネージャー層の業務連絡から、若手クリエイターの操作手順の共有まで、幅広いシーンで活躍します。

  • 相手の作業を中断させない: いきなり電話やハドルをかけるのではなく、動画をポンと置いておくことで、相手は自分のタスクが一段落したタイミングで確認できます。
  • 画面共有と顔を同時に映せる: PCの画面操作を見せながら、ワイプで自分の顔と声を収録できるため、「このボタンを押して、こうする」といった操作マニュアルの共有がテキストの10倍早く伝わります。
  • 自動で文字起こしされる: 送信されたビデオクリップには自動的に字幕(トランスクリプト)が生成されるため、電車内など音が出せない環境でも内容を把握でき、後からテキストで検索することも可能です。

【インサイト】コミュニケーション手法別の使い分けマトリックス

伝達手段相手の拘束情報量と伝わりやすさ最適な利用シーンとペルソナ
テキスト(通常のチャット)低(非同期)少ない(ニュアンスが伝わりづらい)日常のシンプルな業務連絡
ビデオクリップ(動画送信)低(非同期)多い(画面共有+表情・声)操作説明、デザインのフィードバック、日報
ハドルミーティング(通話)高(リアルタイム)最大(双方向の議論が可能)複雑な問題解決、アイデアのブレスト

専門家の視点

「リモートワークにおいて『相手の時間を奪うこと(同期コミュニケーション)』は最大のコストです。テキストを打つのが面倒でついハドルをかけてしまう場面こそ、ビデオクリップの出番です。3分間の動画を録画して送るだけで、お互いのスケジュールを調整する手間が省け、チーム全体の生産性が飛躍的に向上します。」


ビデオクリップを録画・送信する4つの手順(背景変更を含む)

PC(デスクトップ版)からビデオクリップを録画し、背景を設定してから相手に送信するまでの基本的な手順を解説します。

  1. 録画モードを起動する: 動画を送りたい相手のDM、またはチャンネルを開き、メッセージ入力欄の右下にある「カメラ(ビデオ録画)」のアイコンをクリックします。
  2. 背景を変更・ぼかす: 録画画面が立ち上がったら、画面下部にある「歯車(設定)アイコン」または「背景設定」のメニューをクリックします。ここで「背景をぼかす」を選択するか、用意された仮想背景の画像を選択して、プライバシーを保護します。
  3. 画面共有を設定して録画開始: PCの画面も一緒に映したい場合は、「画面を共有する」アイコンをクリックして対象のウィンドウを選びます。準備ができたら、中央の「録画(Record)」ボタンを押して話し始めます。(※録画は最大5分間です)
  4. 確認して送信する: 録画を終了したら、プレビューで内容を確認します。問題なければ、テキストメッセージを添えて(またはそのまま)「送信」ボタンをクリックし、チャンネルやDMに投稿します。

よくある質問(FAQ)

Q. スマホアプリからもビデオクリップは送れますか?

はい、可能です。スマートフォン(iOS / Android)のSlackアプリでも、メッセージ入力欄の横にあるカメラ(またはマイク)アイコンを長押し、あるいはタップしてビデオ録画モードに切り替えることで、スマホのインカメラ・アウトカメラを使った動画メッセージを簡単に送信できます。

Q. 送信したビデオクリップは後から削除やダウンロードができますか?

可能です。自分が送信したビデオクリップは、通常のメッセージと同様に右上メニューから「メッセージを削除する」で取り消すことができます。また、受信した側も動画の右上にあるメニューアイコンから「動画をダウンロード」を選択し、MP4ファイルとしてPCやスマホに保存することができます。

Q. ビデオクリップの自動文字起こし(字幕)の言語は変更できますか?

自動文字起こしの言語は、基本的にそのユーザーがSlackで設定している「表示言語」に依存します。英語で話している動画なのに日本語として認識されてしまう場合などは、動画の再生プレイヤー内にある字幕設定(CCボタン等)から言語を手動で切り替えることが可能な場合があります。


まとめ

Slackのビデオクリップは、リアルタイム通話の煩わしさとテキスト入力の手間を同時に解消する「第三のコミュニケーションツール」です。背景のぼかし機能で自宅からの送信も安心に行えるため、操作手順の共有や細かなニュアンスを伝えたい時に、ぜひ活用してチームのコミュニケーションを円滑にしましょう。


By Slerk