結論から言うと、SlackとGoogleドライブを連携(インテグレーション)することで、Slack上で直接ファイルのアクセス権を付与したり、ドキュメントへのコメント通知を受け取ったりできるようになります。これにより、わざわざブラウザでGoogleドライブを開く手間が省け、チーム全体のファイル共有と確認作業が劇的にスムーズになります。


なぜ連携が必要?Googleドライブ×Slackの強力なメリット

ファイルのやり取りが多い若手クリエイターや、複数のプロジェクトを管理するマネージャー層にとって、この2つのツールの連携は必須設定と言っても過言ではありません。

1. 共有リンクのプレビューとアクセス権の即時付与

GoogleドライブのリンクをSlackに貼り付けると、ファイル名や内容の一部がプレビュー表示されます。さらに、閲覧権限がないメンバーがいるチャンネルにリンクを共有した場合、Slackの画面上で「アクセス権を付与する」ボタンが表示され、その場で権限設定を完了できます。

2. コメントや更新通知のSlack集約

Googleドキュメントやスプレッドシートで自分宛てにコメント(メンション)が追加されたり、アクセスリクエストが届いたりすると、Slackの専用アプリ(Google Driveボット)から即座にDMで通知が届きます。Slackから直接コメントに返信することも可能なため、確認漏れを完全に防ぐことができます。

3. Slackから直接新しいドキュメントを作成

チャットをしていて「これはドキュメントにまとめた方がいいな」と思った瞬間、メッセージ入力欄の「+」アイコンやコマンド(/gdrive)から、直接新しいGoogleドキュメントやスプレッドシートを作成し、自動的にチャンネルへ共有することができます。


【インサイト】ファイル共有手法・ツール連携マトリックス

ファイル共有の手法アクセス権の管理更新の検知・通知対象ペルソナと最適なシーン
Slackへ直接アップロードチャンネル参加者全員なし(アップロード時のみ)即時性重視。一時的な画像や軽いデータ
Googleドライブ連携(推奨)ドライブ側の権限に依存Slack上でリアルタイム通知ナレッジ蓄積。公式資料や大容量データ
メールでの添付・共有個別に設定メール受信社外の非Slackユーザーへの共有

専門家の視点

「Slackの無料プランでは90日経過でアップロードファイルが見えなくなるため、実データはGoogleドライブに置き、Slackには『リンクだけ』を共有するのが現代のベストプラクティスです。連携を済ませておけば、リンクを貼るだけでプレビューが展開されるため、ファイルを探す時間と権限リクエストを承認する手間を極限まで削減できます。」


SlackとGoogleドライブを連携する3つの手順

PC(ブラウザまたはデスクトップアプリ)から、自分のSlackアカウントとGoogleアカウントを紐づける基本手順を解説します。

  1. Appディレクトリから追加する: Slackの画面左側にあるサイドバーの「App(またはアプリ)」をクリックし、検索窓に「Google Drive」と入力して公式アプリを選択し、「Slackに追加」をクリックします。
  2. Googleアカウントの認証を行う: ブラウザが開き、Googleのログイン画面が表示されます。連携したい職場のGoogleアカウントを選択し、SlackがGoogleドライブへアクセスするためのリクエスト(権限の許可)を承認します。
  3. 通知のカスタマイズとファイルの共有: 認証が完了すると、Slackのサイドバーに「Google Drive」というアプリ(ボット)が追加されます。以降、Googleドライブのリンクをチャンネルに貼り付けると、自動でプレビューが表示されるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q. ドライブの連携は無料プランでもできますか?

はい、可能です。ただし、Slackの無料プランではワークスペース全体で追加できる連携アプリの上限が「10個まで」と決まっています。すでに10個のアプリを入れている場合は、不要なアプリを削除してからGoogle Driveを追加する必要があります。

Q. Slackからドライブのファイルは誰でも見れるようになりますか?

いいえ、誰でも見れるわけではありません。Slackにリンクを貼ってプレビューが表示されたとしても、実際のファイルを開くことができるのは「Googleドライブ側で閲覧権限が付与されている人」だけです。セキュリティはGoogle側の設定が厳格に守られます。

Q. 複数人のGoogleアカウントを1つのSlackに紐づけられますか?

Slackのアカウント1つにつき、紐づけられるGoogleアカウントは原則1つです。「個人のGoogleアカウント」と「会社のGoogleアカウント」など、複数のドライブを同時に1つのSlackアカウントで操作することはできないため、必ずメインで業務に使用するアカウントで認証を行ってください。


By Slerk