結論から言うと、SlackのグループDMは、特定のメンバー数人(最大9人まで)と手軽にやり取りを始めるための「クローズドなチャット」です。メッセージ作成ボタンから名前を入力するだけで即座に開始でき、チャンネルを作るほどではないけれど、一時的に複数人で話し合いたい時に最適です。


グループDMとプライベートチャンネルの違い

「複数人で非公開の会話をする」という点では共通していますが、運用上の性質が大きく異なります。

  • グループDM(最大9名): 名前を付けることができず、参加メンバーの名前がそのまま表示されます。一時的な相談や、カジュアルな連絡に向いています。
  • プライベートチャンネル(無制限): チャンネル名を自由に設定でき、後からメンバーを自由に追加・削除できます。長期的なプロジェクトや機密性の高いチーム運営に向いています。

【インサイト】使い分け判断マトリックス

項目グループDMプライベートチャンネル判断のポイント
参加人数最大9名まで無制限10名以上ならチャンネル一択
名前の設定不可(メンバー名が並ぶ)可能(話題が明確になる)目的が明確ならチャンネルが便利
メンバー追加追加すると「別のDM」になる履歴を引き継いで追加可能途中で人が増えるならチャンネル
作成の気軽さ非常に高い(即開始)普通(名前決めが必要)「ちょっと5分相談」はグループDM

専門家の視点

「グループDMの最大の罠は、**『後から人を追加すると、それまでの会話履歴が共有されない(新しいグループDMが作成される)』**点にあります。最初は3人で話していても、『あとで部長も入れよう』となる可能性がある話題なら、最初からプライベートチャンネルを作っておくのが、二度手間を防ぐ賢い管理術です。」


グループDMを作成してメンバーを追加する3つの手順

PC版Slackでの最も標準的な作成方法を解説します。

  1. 新規メッセージを開始: サイドバーの「ダイレクトメッセージ」セクションの横にある「+」アイコンをクリックするか、ショートカットキー Cmd + N (Mac) / Ctrl + N (Win) を押します。
  2. メンバーを選択する: 「宛先」の欄に、参加させたいメンバーの名前を順番に入力して選択します。2人以上(自分を含めて3人以上)を選択すると、自動的にグループDMモードになります。
  3. メッセージを送信: 入力欄に最初のメッセージを打ち込んで送信すれば、グループDMが成立し、サイドバーに固定されます。

よくある質問(FAQ)

Q. 既存のグループDMに、後から新しい人を追加できますか?

技術的には可能ですが、注意が必要です。メンバー一覧から「ユーザーを追加する」を選ぶと、「これまでの会話を含めた新しいグループを開始する」か「履歴を含めない全く別のDMを作る」かの選択を求められます。いずれにせよ、元のDMとは別のスレッドとして扱われるため、管理が煩雑になりやすい点に注意してください。

Q. グループDMを「プライベートチャンネル」へアップグレードできますか?

はい、可能です。グループDMの画面上部にあるメンバー名をクリックし、設定メニューから「プライベートチャンネルに変更する」を選択できます。人数が増えてきた際や、名前を付けてしっかり管理したくなった場合に有効な手段です。

Q. グループDMから自分だけ抜けることはできますか?

はい、可能です。DMの詳細設定から「この会話から退出する」を選択すれば、自分だけそのグループから抜けることができます。残されたメンバーには「〇〇さんが退出しました」という通知が表示されます。

By Slerk