結論から言うと、個人(フリーランスや副業メンバー)を自社の環境に招き入れるなら**「ゲストアカウント」、他社(クライアントやパートナー企業)と組織単位でつながるなら「Slackコネクト」**を使うのが正解です。
「誰を、どの範囲まで、いくらで招待できるのか」を整理して、安全かつコストを抑えた外部連携を実現しましょう。
ゲストアカウントとSlackコネクトの決定的な違い
外部の人を招待する際、まず検討すべきは「相手が自分のSlackワークスペースを持っているか」という点です。
1. ゲストアカウント(自社ワークスペースへの招待)
相手を「自社のメンバーのひとり」として、自分のワークスペース内に呼び込みます。
- シングルチャンネルゲスト: 1つのチャンネルのみ参加可能。有料メンバー1人につき5人まで無料で招待できます。
- マルチチャンネルゲスト: 複数のチャンネルに参加可能。通常メンバーと同じ1人分の料金が発生します。
2. Slackコネクト(ワークスペース同士の接続)
相手のSlackと自分のSlackを「つなぐ」機能です。相手は自分のワークスペースにログインしたまま、共有チャンネルで会話できます。
- 強み: 相手も自分の設定(カスタム絵文字や通知など)をそのまま使えます。
- 料金: チャンネル共有は双方が有料プランである必要があります(※DMは無料)。
【インサイト】外部連携の使い分け・料金マトリックス
| 連携方法 | 相手の環境 | 料金(自社側) | 料金(相手側) | 最適なケース |
| シングルチャンネルゲスト | Slack未導入でもOK | 無料(枠内なら) | 無料 | 個人の外注、特定のプロジェクトのみ |
| マルチチャンネルゲスト | Slack未導入でもOK | 有料(1人分) | 無料 | 長期常駐のフリーランス、複数案件 |
| Slackコネクト(DM) | 自分のSlackあり | 無料 | 無料 | 担当者同士の1対1の連絡 |
| Slackコネクト(チャンネル) | 自分のSlackあり | 有料プラン必須 | 原則、有料プラン必須 | 企業間の継続的なパートナーシップ |
専門家の視点
「コストを最小限に抑えたいなら、まずは**『シングルチャンネルゲスト』**の無料枠を使い切るのが鉄則です。逆に、相手企業がすでにSlackを使いこなしている場合は、ゲストとして招待すると相手がワークスペースを切り替える手間(スイッチングコスト)が発生し、レスポンスが遅れる原因になります。相手の利便性を優先するなら、多少のコストを払ってでもSlackコネクトを選ぶのが『デキるマネージャー』の選択です。」
外部の人を招待する手順
PC版Slackでの基本的な招待ステップです。
ゲストアカウントとして招待する場合
- 左上のワークスペース名をクリックし、**「他のユーザーを招待する」**を選択。
- 相手のメールアドレスを入力し、**「ゲストとして追加」**をクリック。
- 「シングル」か「マルチ」かを選択し、参加させるチャンネルを指定して送信。
Slackコネクトでチャンネルを共有する場合
- 共有したいチャンネル名をクリックし、**「設定」**タブを選択。
- **「Slackコネクト」**セクションから「このチャンネルを共有する」をクリック。
- 招待リンクを発行して相手に送るか、メールアドレスを入力して送信。
よくある質問(FAQ)
Q. シングルチャンネルゲストの無料枠(1人につき5人)を超えたらどうなりますか?
枠を超えて招待しようとすると、自動的に「マルチチャンネルゲスト」と同じ扱いになり、1人分の有料ライセンス料金が発生します。管理画面で現在のゲスト使用数を確認しながら運用しましょう。
Q. Slackコネクトで招待した相手に自社の非公開チャンネルは見られませんか?
はい、見られません。Slackコネクトで共有されるのは、あくまで「指定したチャンネル」の中身だけです。自社の他のチャンネルや、メンバー一覧の詳細は相手からは見えないので、セキュリティ面でも安心です。
Q. ゲストを後から通常メンバー(正社員など)に変更できますか?
はい、管理画面のメンバー管理からいつでも変更可能です。ただし、通常メンバーに変更した瞬間から、ゲストの無料枠ではなく、1人分の有料料金が発生するようになります。