結論から言うと、ハドルミーティングでの**「画面共有」は標準機能としてワンクリックで可能ですが、「録画(レコーディング)」を行う標準機能はSlackには備わっていません**。録画を残したい場合は、PC(OS)の標準録画機能や外部のサードパーティツールを併用する必要があります。
本記事では、便利な画面共有のやり方と、録画機能がないSlackで会議の記録を残すための具体的な代替案を解説します。
ハドルミーティングで画面共有をする方法と「描画」の活用
ハドルミーティング中の画面共有は非常にスムーズで、資料を見ながらの直感的なコミュニケーションを可能にします。
- 画面共有を開始する: ハドルミーティングのコントロールパネル(操作画面)にある、「モニターと矢印のアイコン(画面を共有する)」をクリックします。
- 共有範囲の選択: パソコンの「画面全体」を共有するか、ブラウザや特定のアプリだけを共有する「ウィンドウ」を選択します。
- 【便利機能】ペンで直接書き込む(描画機能): 画面共有中、自分だけでなく通話に参加している他のメンバーも、共有された画面に対して直接ペンで線や図形を書き込むことができます。デザインの修正箇所を丸で囲んだり、ソースコードの該当箇所を指し示したりする際に、口頭で説明するより圧倒的に早く伝わります。
ハドルミーティングを録画(レコーディング)する3つの代替案
ZoomやGoogle Meetとは異なり、Slackのハドルミーティングには「録画ボタン」が存在しません。会議の記録を残したい場合は、以下のいずれかの方法で対応します。
1. PC(OS)の標準機能で画面を録画する
最も手軽で追加コストがかからない方法です。ハドルミーティングを開始したら、手動でPCの画面収録を起動します。
- Macの場合:
Command + Shift + 5キーを同時に押してスクリーンレコードツールを起動するか、QuickTime Playerの「新規画面収録」を利用します。 - Windowsの場合:
Windows + Gキーを押して「Xbox Game Bar」を起動して録画するか、標準アプリの「Snipping Tool」の録画機能を利用します。
2. 外部の画面録画ツール(Loomなど)を使用する
「Loom」や「OBS Studio」といったサードパーティ製の画面録画アプリを起動し、Slackのハドル画面と音声をキャプチャします。特にLoomなどのツールは録画後すぐに共有URLが発行されるため、不参加のメンバーへ動画を共有する際に便利です。
3. 【最新】Slack AIで文字起こしと自動要約を行う
動画(映像)として保存することはできませんが、有料アドオンの「Slack AI」を導入しているワークスペースであれば、ハドルミーティングの音声をリアルタイムで文字起こしすることが可能です。ハドル終了後に、AIが話し合ったトピックや決定事項、ネクストアクションを自動で要約し、専用のCanvas(ドキュメント)としてチャンネルに残してくれます。
【インサイト】ハドルの画面共有・記録方法マトリックス
| 実現したいこと | 使うべき機能・ツール | メリットと特徴 | 注意点 |
| 画面の共有と指示 | Slackの標準機能 | 誰でも描画(ペン書き込み)で視覚的な指示が出せる | 書き込んだ線は数秒で自然に消える |
| 動画・音声の保存 | OS標準の画面収録 | 無料ですぐにローカルPCへ録画データ(MP4等)を保存できる | ハドル開始時に毎回手動で起動する必要がある |
| 議事録の自動化 | Slack AI(有料機能) | 動画を見返す手間がなく、テキストの要約がすぐに共有される | 動画や音声データそのものは保存されない |
専門家の視点
「Slackのハドルミーティングに録画機能が搭載されていないのは、あえて『オフィスでのちょっとした立ち話』という気軽さを維持するための設計思想だと考えられます。『絶対に録画して後から見返す必要がある重要な会議』であれば、そもそもハドルミーティングではなく、ZoomやGoogle Meetなどの本格的なWeb会議ツールへ切り替えるのが、本来の正しいツールの使い分けです。」
よくある質問(FAQ)
Q. スマホアプリからも画面共有はできますか?
はい、可能です。スマートフォン(iOS / Android)のハドルミーティング画面から「画面を共有」をタップすると、スマホの画面全体を他の参加者に共有できます。ただし、PC版のように特定のアプリ画面だけを共有することはできず、通知などもそのまま映り込んでしまうため、事前に「おやすみモード」などにしておくことをおすすめします。
Q. 画面共有に書き込んだペン(描画)の線を保存できますか?
描画機能で書き込んだ線は、数秒経過すると自然にスッと消える仕様になっています。そのため、線をそのまま永続的に保存することはできません。もし書き込んだ状態を記録として残したい場合は、線が消える前にすばやくPCのスクリーンショットを撮る必要があります。
Q. 相手に内緒でハドルを録画してもバレませんか?
PCの標準機能(画面収録など)を使って録画した場合、Slackの画面上に「録画しています」という通知や赤いマークは出ないため、システム上で相手にバレることはありません。しかし、コンプライアンスやプライバシーの観点から、録画を行う際は必ずハドル内で「念のため画面収録で録画してもいいですか?」と口頭やチャットで同意を取るのがビジネス上のマナーです。