山口県宇部市に佇む宗隣寺は、1200年もの歴史を持つ古刹。国の名勝にも指定されている庭園「龍心庭」では、秋になるとモミジをはじめとする木々が鮮やかに色づき、静寂の中に燃えるような紅葉を楽しむことができます。

山口県最古の庭園で紅葉狩り

龍心庭は、南北朝時代に築庭された池泉式庭園。山畔を利用した独特の造りで、奇岩巨岩を多用せず、直線的に配置された夜泊石などが特徴です。

紅葉シーズンには、燃えるような赤や黄色に染まった木々が、静かで落ち着いた庭園を鮮やかに彩ります。水面に映る紅葉もまた格別で、幽玄の世界へと誘います。

静寂の禅宗庭園で心を洗う

龍心庭は、禅の真髄を説いているといわれる須弥山式禅宗庭園。紅葉の時期には、この静謐な空間が紅や黄色に染まり、より一層風情のある景色となります。日常の喧騒を離れ、静寂の中で紅葉を眺めれば、心洗われるような時間を過ごせるでしょう。

宗隣寺の紅葉 基本情報

項目内容
見頃11月中旬頃~
住所山口県宇部市大字小串210
アクセスJR宇部線宇部新川駅からバスで約10分
山陽自動車道宇部ICから車で約10分
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人300円、中学生以下150円
駐車場無料駐車場あり(約20台)
電話番号0836-21-1087

宗隣寺をもっと楽しむ

宗隣寺は、紅葉だけでなく、歴史ある建物や庭園も見どころです。本堂は平成10年に再建されたもので、風格のある佇まい。ゆっくりと時間をかけて散策し、古刹の雰囲気を味わってみてください。

周辺情報

近隣には、ときわ公園などの観光スポットもあります。ときわ公園は、広大な敷地を誇る総合公園で、遊園地や動物園、植物園などがあります。宗隣寺と合わせて訪れてみるのも良いでしょう。

宗隣寺の紅葉は、静かで落ち着いた雰囲気の中で、日本の美しい秋を感じられる絶好のスポットです。ぜひ、足を運んで、歴史と自然が織りなす幽玄の世界を体験してください。