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山口県の山口祗園祭について知っていますか?このお祭りは、京都の祇園祭を手本とした古式豊かな祭礼で、約600年の歴史があります。毎年7月20日から27日までの一週間、山口市の八坂神社を中心に盛大に行われます。今回は、山口祗園祭の見どころや楽しみ方をご紹介します。

山口祗園祭の始まりは、室町時代に大内氏が京都から八坂神社を勧請したことに由来します。八坂神社は素盞嗚尊と稲田姫命という夫婦の神様をお祀りしているため、縁結びや夫婦円満のご利益があると言われています。お祭り期間中は、朱色の大鳥居や本殿がライトアップされて幻想的な雰囲気になります。

お祭りの目玉は、初日(20日)・中日(24日)・最終日(27日)に行われる三大行事です。初日には御神幸があり、鷺舞や浦安の舞などの奉納舞が披露された後、裸坊と呼ばれる上半身裸の男衆が担ぐ三基の男性用・女性用・子供用のみこしや、笛・太鼓・鉦で演奏される華やかな山車が市内を練り歩きます。中日には市民総踊りがあり、各地域から参加するグループが「大内殿様」などを踊って競い合います。最終日には御還幸があり、男女子供それぞれのみこしが八坂神社へ戻ってきます。

お祭り期間中は夜市も開かれて賑わいます。輪投げやヨーヨー釣りなど定番の屋台だけでなく、商店街ではオリジナルグッズや特産品も販売されます。また、食べ物も豊富で、焼きそばやたこ焼きなど定番メニューから地元名物まで楽しめます。

山口県では古くから続く伝統的なお祭りである山口祗園祭。歴史ある風情と現代的な活気が混ざり合うこのお祭りをぜひ一度体験してみてください。

アクセス情報

開催時期例年7月20日~07月27日
開催地山口市竪小路及び中心商店街
住所山口県山口市竪小路及び中心商店街
アクセスJR上山口駅から徒歩で約15分(八坂神社)
電話083-922-0083 (八坂神社社務所)

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