こんにちは、今日は白黒フィルムのレビューをしたいと思います。私が試したのは、フランスの感材メーカーBERGGER(ベルゲール)のPANCRO400というフィルムです。このフィルムは2017年から発売されている比較的新しいもので、二種類のハロゲン化銀を使っていることが特徴です。その特徴や使い心地について、写真とともに紹介していきます。

まず、このフィルムはISO400という感度で、200から1600まで増減が可能です。私はイエローフィルター無しのISO400で撮影しましたが、コントラストが程よく比較的粒子が荒くシャープな写りになりました。諧調は豊かで、白飛びや黒つぶれも少なく感じました。ただし、被写体や光の具合によってはコントラストが低くなったり、グレーが多くなったりすることもありました。その場合は現像時もしくはデジタル処理時に調整する必要があるかもしれません。

私は主にスナップ撮影しましたが、このフィルムは質感や立体感をよく表現してくれると思います。粒状感はコダックのTMAX100とは真逆で古き良き時代のTRIXを思いださせます。

使用したカメラはLeica M3とLeica Elmar 50mm f2.8 Iです。現像はプロラボサービスnetに依頼しました。

フィルムスキャナーPlustek OpticFilm 8100で取り込みSilver Fast8 SE Plusでデジタル処理が行われています。

以下に撮影した写真をいくつか掲載します。

以上、BERGGER PANCRO400に関するレビュー記事でした。このフィルムは諧調豊かでコントラストが程よくでシャープな白黒写真を楽しみたい方におすすめです。ただし、比較的新製品のため現像所によっては受け付けてもらえない場合もあるそうなので注意してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。